通常は平皿などにごはんと盛って食べることの多いカレーライスが、日本人の愛する丼ものになって登場、という、
珍しい丼ものメニューのカレー丼についてご紹介。
カレー丼(カレーどん、カレーどんぶり)とは、丼物の一種。主として蕎麦屋やうどん屋で供される。
カレー南蛮を起源に持ち、それらに用いられるカレー味のあんを丼飯にかけたものである。一見するとカレーライスと同じだが、ルウに出汁や割下を用いた和風の味付けで、具材には鶏肉、豚肉、牛肉のいずれかと、ネギまたはタマネギが用いられる。仕上げにグリーンピースが散らされることも多い。京都などでは肉ではなく油揚げを用いたカレー丼を出す店もある。
おそば屋さんのカレー丼
— ふらまん やまこう (@ZUfw9POudkyFe9j) September 5, 2022
いい色してます。
あーうまかったー!#大むら #カレー丼 pic.twitter.com/m3L3cAittJ
1909年(明治42年)、現在の東京都目黒区の蕎麦屋「朝松庵」の主人が、洋食屋に取られた客を呼び戻すべく発明したものという。タマネギではなくネギが使われることが多いのが、蕎麦屋生まれならではの特徴である。
2004年(平成16年)には、BSE問題により、牛丼チェーンの吉野家でも販売されていた。
伝統的な製法では、具材を出汁で煮た後にカレー粉とかえしを加えて調味し、最後に水溶き片栗粉でとろみを付けて仕上げるが、店や地域によっては作り置きのカレーやカレールーをそばつゆで伸ばしただけのものを供する例も多い。
店によっては、そばつゆで延ばしていない普通のカレーを丼によそったものをカレー丼として出す場合もある一方、カレー丼とカレーライスをまったくの別物としてメニューに並べている例もある。また、浅草「河金」の河金丼(カツカレー)のように、カレー丼のソースを他の料理に応用する例も散見される。
カレー丼は、名前だけですと、形として丼になってるだけのメニュー、ともとらえられますが、
世間の認識では、ほとんどがカレー丼と言えば、お蕎麦屋さんなどで出てくる和風だしの利いたような、日本人好みのカレーのかかった丼もの、を期待する風潮がありますので、家庭で作るのは珍しく、お蕎麦屋さんなどでの外食時に食べるカレー、という感じです。